デジタルアバターと通常のアバターの違いをご存知でしょうか。
最近では、将来デジタルアバターと一緒に仕事をする未来が来る話や、KISSが今後デジタルアバターとして活躍していくという宣言が目新しいのではないでしょうか。
またデジタルアバターのように動くものとしては、Vチューバーも注目を浴びています。
今回は、今後バーチャル空間になくてはならなくなるであろう、デジタルアバターについてご紹介していきますので、ぜひとも最後までお付き合いくださいね。
デジタルアバターはユーザーの個性を反映する
デジタルアバターとは、ユーザーの個性や外見をリアルタイムで反映させ、バーチャル空間などで再現性のあるコミュニケーションをとるために今急速に発展しているアバターのことです。
近いもので3Dアバターがありますが、こちらは立体感や躍動感を表現できる3Dで作られたアバターです。
デジタルアバターは、顔の表情、身体の動き、声のトーンなど、普段会話するときに動くものが、リアルなものとして再現されます。
これによりユーザーは、仮想空間で他のユーザーと対話するときに、臨場感やリアル感を感じながらコミュニケーションをとることができます。
バーチャル空間やアバターでの対話があまりすすまないと感じるなか、大きな要因は相手の表情や仕草がないことで、リアル感を感じることができないからではないでしょうか。
もし、これがもっと人間味あふれる表情や動きをすることができれば、あっという間に、デジタルアバターでのコミュニケーションはひろまることがイメージできますよね。
デジタルアバターを無料で作れのか?
ここでいきなり本題ですが、デジタルアバターは無料で作ることは難しいでしょう・・・。
アバターを無料で作るサービスはたくさんありますが、リアルタイムで表情や動きを読み込むには、作ったアバターにモーションキャプチャ技術や顔認識技術を使用する必要があります。
これらの技術は専門性が高く、高度なため、無料で使えるサービスは今の所ありません。
なので、デジタルアバターは無料で作ることができないのが2024年2月現在の結果です。
ただ、アバターを無料で作るサービスはあるので、2つほどご紹介しますね。
Ready Player Me(レディプレイヤーミー)
写真からアバターを生成するサービスです。
これはアプリを入れずにブラウザ上で生成できるので、とっても便利です。
写真は、ウェブカメラから読み込み、利用者の動きをそのまま反映してくれます。
こちらのサービスは「VRChat」などと連携し利用することができたり、作ったアバターでそのままゲームを楽しむこともできます。
料金:無料
注目ポイント:大手企業と提携し、さまざまな衣装も無料で着られる
ダウンロード:glbファイルで可能
スマホがあればアプリをインストールしてアバターを作れるMakeAvatarも利用料は無料です。
髪型、顔、服を選び自分だけのアバターを作成することができます。
アニメキャラクターのような見た目ですが、こちらも「VRChat」などで利用することができます。
料金:無料
注目ポイント:顔の細かな部分まで指定できる
ダウンロード:glbファイルで可能
デジタルアバターを利用するための技術を2つご紹介
デジタルアバターを作成するために必要な技術をご紹介しましたが、その技術の詳細をご紹介しますね。
将来的に、これらの技術も無料で利用でき、誰でもデジタルアバターを作成することができれば、バーチャル空間はきっと、もっと楽しい世界になりますよね。
モーションキャプチャ:
特定のデバイスやセンサーを使用して、現実の動きをデジタルデータに変換する技術です。プロフェッショナルなモーションキャプチャスタジオやセットアップが必要です。
顔認識技術:
リアルな表情を反映するためには、顔認識技術が利用されます。この技術は、カメラを使用して顔の動きや表情を検知し、それをデジタルアバターに反映させます。
(似たサービス)
Vチューバーのリアル配信。
Vチューバーはリアル配信を行うときに、サービスを利用して自分の動きをリアルタイムでアバターに置き換え配信しています。
この技術は先に作成した3Dアバターに、モーションキャプチャを利用して、自分の表情などをアバターに転送しています。
配信中、デジタルアバターの3Dモデルはリアルタイムでレンダリングされ、視聴者に対して動きや表情が表示されます。
この技術は、Vチューバーがリアル配信を行う際に、プラットフォームを利用するため、その配信するためのサービスもさまざまなものが用意されています。
この技術が、Vチューバーのリアル配信だけでなく、さまざまな用途で利用することができれば、もっとアバターを楽しく使うことができますよね。
まとめ
今回は、デジタルアバターは無料で作れるのかについてご紹介してみました。
残念ながら、今の時点では無料で作ることはできませんが、Vチューバーのリアル配信では、その技術が使われていることをご紹介しました。
ゲームやコミュニケーションの中で、自分のデバイスを使って、表情や仕草をアバターに転送できる日も、もしかしたらすぐそこまできているかもしれませんよね。
今後も新しい情報をキャッチしていきたいと思います。
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