仮想空間がビジネスの世界を一新させる可能性について、さまざまな話題が出ている中で、乗り遅れるのではないかと焦る気持ちがある一方、どうやってビジネスに活かすのかイメージがつかめない方も多いですよね。
正直、仮想空間でビジネス展開をされている企業の多くは大手ですし、そこで莫大な収益を上げているイメージもないように感じております。
かくいう私たちも、ドリームクロッシングで利益は出ておりませんし、この業界自体がまだまだトライアンドエラーを繰り返している状態のような気がしているのも事実です。
そこで今回は、今まで実際にVRを運営して感じている「仮想空間でビジネスを成功させるために必要な工夫と戦略」の全体像をご紹介していきたいと思います。
実際に「やってみないとわからない!」でも「それをやるにはお金も労力もかかる!」とお考えの方に、お金と労力をかけてみて、わからない状態から、ちょっとわかった状態になっている管理人のゆゆこが、その可能性について書いておりますので、最後までご覧いただけると、なんとなく未来像が見えてくるかなと思っております。
では、さっそくいってみましょう!
仮想空間でのビジネスはまず顧客メリットを考える
マーケティングの基本なのですが、仮想空間でのメリットは何かを考える必要があります。
そもそも、オンラインで完結できるものや、リアルの方が楽しめるものを、わざわざ仮想空間でやる必要がないという部分をクリアにしなければ、ビジネスとしての利用価値はなくなってしまうというシビアな問題です。
なんとなく仮想空間(メタバース)が新しいからといって、今のビジネスモデルをバーチャル空間に持ってくると失敗してしまう可能性が高いです。
では、仮想空間だからこそ顧客がメリットになるものは何なのでしょうか・・・。
そこにたどりつくには、まず顧客のペルソナを作る必要があります。
作ってみたペルソナは、リアルやオンラインも利用するけれど、仮想空間でなければこのサービスの良さやメリットが受けられないものが何か?を特定し、それを備えた仮想空間の設計をすることがベストです!
(仮想空間でビジネスを成功させるためのポイント)
1、ターゲットのペルソナを作ってみる
2、ペルソナが仮想空間でなければ実現できないメリットは何であるかを考えてみる
3、そのメリットを実装した仮想空間はどんなものかを考えてみる
4、設計する
仮想空間でビジネスに有利なコンテンツ3選をご紹介
ターゲットのメリットを考えることが重要だとお伝えをしましたが、具体的に仮想空間を使うことでどんなメリットが受けられるか想像することは難しいですよね。
その参考になればと、実際にビジネスで有利と思われる仮想空間で利用できそうなコンテンツをご紹介していきますね。
①ブロックチェーン技術
ブロックチェーンは、分散型台帳技術で、取引の透明性やセキュリティを確保するために使用されます。
現在、個人情報は大手企業が集約しているだけでなく、それらを利益に結びつけるために利用したりしています。
そのような中で、分散型台帳技術による信頼性は、仮想空間内でのやり取りに非常に重要視されています。
ただし、利用者が情報のセキュリティの重要性を、あまり考えていなければ魅力は半減するかもしれません。
時代の流れで、誰もがオンライン上でのセキュリティを重要視した時に、この技術が活かされることが想像されます。
②VR(仮想現実)
一般的に利用される理由はこちらになります。
自宅にいながら、バーチャル空間でセミナーに参加ができたり、アバターを利用して商品体験ができるなど、その場にいなくてもアクションが起こせることは大きなメリットです。
不動産業界では、物件を仮想現実で体験できるプレゼンテーションがあるなど、実物をイメージするために利用する方法が主流です。
ただ、それだけをピックアップしてサービスを組んでしまうと、空間を維持する費用と、その場での成約率を比べてみると、維持費の方が上回り利益にならないサービスとなる可能性が大いにあります。
③仮想通貨
仮想空間ですぐに利益を出そうとすると、仮想通貨は非常に有益なコンテンツではないでしょうか。
クレジットカード情報を登録せずとも、仮想通貨を利用すればその場で簡単に欲しいデータが手に入るという手法は、仮想空間のビジネスと相性が良いですよね。
もちろん、仮想通貨=怖い。というイメージを持つ人もまだまだ多いため、これらの魅力を大勢の人に感じてもらうには、まだもう少し時間がかかるかもしれませんが、一般的になると、仮想空間を維持しながらすぐに費用対効果が測れるため、PDCAもまわしやすいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、仮想空間でビジネスを成功させる方法をイメージでご紹介しました。
まずはターゲットがどんなことを魅力と感じるかを導き出し、それに対し仮想空間ならではのコンテンツを用意することで、リアルよりもECサイトよりも、バーチャル空間でしか利用できない価値が生まれます。
そこをコンセプトにブランディングをしていけば、よりわかりやすく、利用してもらいやすい空間となるのではないでしょうか。
ぜひとも、トライアンドエラーで試していきたいですよね。
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