NFT美術館がメタバース内にあれば、自分の作品を楽しんでもらえるのでは?と考える方は多いのではないでしょうか。
今回は、NFT美術館にはどんなものがあるかの紹介や、NFTをメタバースで展示するとどんなイメージになるかをご紹介していきたいと思います。
NFTを美術展示したいと思っている方、NFT美術館に訪れたいと思っている方、どちらにもおすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
NFT美術館は今どれくらいあるのか調べてみた
日本初のNFT美術館として、徳島県鳴門市に一般公開されたのがこの美術館です。
メタバースの世界ではなくて、現実の世界にNFT美術館ができているなんて驚きですよね。
こちらの注目すべき点ですが、美術館訪問者が展示されている作品のNFTを所有して、その作品のオーナーになることもできる点です。
元来の美術館・博物館の枠を超えた、可能性に満ちた美術館ですよね。
これには、美術館の収益モデルが、入場料などに頼っている一方、コロナなどにより来場者が減ると、経営が難しくなる課題が潜んでいます。
海外の美術館では、NFTを販売することで収益を改善しているケースが多々あり、このNFT鳴門美術館もその新しい形を採用することになるのです。
アソビシステム株式会社、ParadeAll株式会社、Fracton Ventures株式会社の3社が始動開始したメタバース上の文化都市。
大手企業が行なっているイベントでもあり、リアルでは実現不可能な世界を見ることができます。
こちらは、リアルな世界のNFT美術館ではなく、メタバース空間でさまざまなアートにふれられる場となっています。
そのため、NFTを活用したオープンメタバース上の文化都市という位置付けになります。
MetaTokyo Discordの限定チャンネルへのアクセスが可能なNFTも売られていて、必見ですよ。
アメリカのシアトルにオープンした、NFT美術館、「シアトルNFTミュージアム」。
30台以上の高精細なデジタルスクリーンが設置されており、さまざまなアーティストの作品を見ることができます。
設立者はアメリカの起業家、ジェニファー・ウォンとピーター・ハミルトン氏。
次世代のアーティストのために、どのような空間を提供できるかを課題に、革新的なアーティストを迎える準備を整えているようです。
世界最大級のメタバース美術館である日本NFT美術館。
様々なコンテストやイベントを開催し、クリエイターが活躍する場を提供していくことをミッションとしています。
リアルでの展示と、メタバースでの展示を同時開催し、出展作品の上位のみを展示するなど、さまざまなイベントが行われています。
また、PASSホルダーを取得したクリエイターは、自分の作品を展示できるブースを利用できるなど、さまざまな特典があります。
PASSホルダーは、審査で通過した公式クリエイターが優先的に獲得できるようです。
メタバース上で、自分のNFT作品の美術館を作る方法
ご紹介した美術館はすべて、リアルな美術館か、メタバース上の美術館であっても、審査を通過しないと作品展示ができない美術館ですよね。
では、自分で自由にメタバース上でNFT作品を展示して美術館を作ることはできるのでしょうか。
もちろん、そういうサービスを利用すれば自分だけのNFT美術館を作ることは可能です。
では、どんなサービスがあるのか早速ご紹介していきましょう。
Cryptovoxelsは、ヘッドセットなしで気軽に入れるバーチャル空間です。
さまざまな建物があり、自由に中に入って作品を見ることができます。
パソコンで入ってみると、すぐに画面内に空間があらわれ、マウスで自由に行き来ができました。
宣伝の看板や、凝った建物などいろいろ見れるだけでなく、チャット機能で手軽にコミュニケーションもとれますよ!
ここでは自分のウォレットと繋ぐことで、簡単に場所を購入して作品を出すことができるようです。
購入した場所に建物を建てて、宣伝や作品を並べる流れですので、利用する場合はMetamaskなどのウォレットの開設が必要ですね。
この空間の特徴は、Ethereum(イーサリアム)ブロックチェーンが開発の基盤となっていますので、作品を売ったり、イベントを行った場合利益を得ることが可能です。
空間内でビジネスが完結できるのはすごいですよね。
onCyberの特徴は、自分で空間を自由に作れることです。
独自の空間の中に、自分のNFT作品や購入したNFTアートを飾って売ることができます。
Cryptovoxelsと同様、ウォレットを繋ぐ必要がありますが、メモ機能などで作品を紹介したり、チャット機能で来訪者とやりとりをすることが可能です。
自分のNFT美術館を作って楽しむために必要なこと
まずは、空間をデザインするイメージです!
これは必須ではないのですが、空間デザインを意識すると、メタバース空間の美術展示がとっても楽しくなります。
ドリームクロッシングは、自分で空間を作れるサービスですが、メタバース空間を立体的に作るのには、センスが必要と毎回頭を悩ませています・・・・。
一番の理由は、見本があまりないことです。
リアルな社会では建築物はたくさんありますが、メタバースの建築物はリアルな社会を再現したものが多いです。
しかし、それが自分の保有するアートとピッタリマッチするのか?や、そもそも歩きやすいのか?ユーザーは迷子にならないのか?
など、さまざまな壁にぶつかります。
Webデザインの世界では「UI」と言うのですが、UIをしっかり設計することは最重要です。
ホームページを訪問した時に、使いにくいと感じたら一瞬で離脱しますよね。
もしかしたら、不快な気持ちになる人もいるかもしれません。
それほどホームページでは当たり前となっているユーザーの使い勝手の部分ですが、もちろんメタバースの世界でも必要です。
リアルな世界での建築物のように、人を迷わせない、欲しいところに欲しい情報がある。などの手厚いサポートを建築物に設置する必要があるのです。
それらのことを考えて、メタバースで美術館を作ると、いつまでたっても完成できないかもしれないので、おすすめは「一度サービスを使っていること」です。
使うと、自分では想像もしなかった、さまざまな課題が出てきます。
ただそれは、NFT美術館やメタバースがまだ主流ではなく、多くの成功マニュアルが無いだけであって、すでに成功マニュアルがある状態は、世の中に流通してしまったあとの状態となりますので、時間をかけて成功方法を見つけることは、非常に有意義だと思いますよ!
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