NFTアートを作ったけれど売れない・・・。もしくはNFTでアートや作品を売りたいけれど、どうやって宣伝や販売するべきかイメージがもてない・・・。
そんな理由で、NFTを売ることをためらっている人は非常に多いですよね。
売り方のイメージがつかないまま、NFTを出品しても維持費だけがかかってマイナスになってしまいますよね。
今回は、そんなお悩みをお持ちの方に、NFTアートの宣伝方法について簡単にふれていきたいと思います。
NFTマーケティングという言葉があるほど、NFTをマーケティングに使う企業は増えてきました。
これは、NFTを利用して既存の商品やイベントを売り出していくパターンが多いですが、NFTアート自体を上手に宣伝して売り出す方法は、あまり紹介されていないですよね。
実際に、自分のイラストや作品をオンライン上で販売して収益を得る人は、ほんの一握りです。
なので、NFTにしたから売れるのでは!ということは、あまり考えられません。
ではなぜNFTアートが注目されているのか・・・。
ひとつは話題性もありますが、売買方法として仮想通貨が使われていることもあります。
つまり、ターゲットは日本だけでなく世界です。
日本では自分の作品を買ってくれる人が少なくても、もしかしたら海外では人気が出るかもしれない・・・。
そういうことも視野に入れて、NFTアートの宣伝方法についてお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
それではいってみましょう!
(目次)
需要を知れば、NFTアート宣伝のための戦略が見えてくる
まず最初にモノを売るために知っておきたい、最も大切な数字についてふれていきましょう。
モノを売るために必要な数字は
そのモノを求めている顧客の、だいたいの人数です。
つまり、需要です!
日本で、NFTアートを購入している人数をご存知でしょうか?
世界最大規模の取引量を誇るNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)での、日本人のアカウント保有数は1万人程度と言われています。
つまり全人口の0.01%程度ということがわかります。
OpenSeaで日本人をターゲットにNFTアートを販売しようとすると、この確率のユーザーに自分の作品を認知・購入してもらう必要があるのです。
これは、現実的には難しいようにも感じますよね。
そのため、NFTアートを販売しようと思う場合は、日本人ではなく、さまざまな国の人たちもターゲットにすると売れる確率が高まるということになります。
そう考えると、作品の紹介は、日本語だけでなく英語で記載することが望ましいということで。
では、海外規模で見ると、アートにかける費用はどれくらいなのでしょうか。
実は、海外では日本に比べ、アートにかける費用は膨大です。
2023年にアート・バーゼルとUBSから発表された調査レポートでは、2022年の世界全体のアート市場規模は678億USドル(約9.2兆円)と言われているそうです。
日本では、一般社団法人アート東京の調査で、現代アートの売買に関しては約400億円程度といわれています。
ちなみに、日本の作品が海外で売れる場合、日本らしいからという理由ではないようです。
海外で売り出すために日本らしい作品にしなくては・・・と考える必要はなく、自分らしい個性をもった作品が、たまたま海外の方の目にとまるという方が、自然であり、愛される作品作りになると思われますので、海外をターゲットにするために、日本らしい作品にしなくては・・・と思う必要はないようです。
NFTアートの宣伝ツールをいくつか持っておく
ターゲットの数字やイメージがついたところで、宣伝するためのツールをいくつかそろえておくことも大切です。
ずばり言うと、NFTアートのためのSNSアカウントを同時運用することです。
SNS運用苦手ーという方も多いかもしれませんが、まずは毎日作品を紹介していくところから始めてみてください!
それと同時にブログなども進めると良いと思いますが、ブログはなかなか時間がかかるので、SNSで運用してみて、他のNFTアーティストがどんな投稿をしているのかをチェックする目的から始めると、やりやすいかもしれないですね。
私はそこまで力を入れて運用をしていないのですが、運用してみての感触は、海外の方がとても多いなーという印象です。
そのせいか、NFTがらみの詐欺アカウントからのアクセスも本っ当に多いです。
ただ、そういったアカウントからのアクションが多いということは、海外では本当に多くの人がNFTアートに興味をもっているあらわれなのかなと思っています。
いきなりの成功パターンはありませんが(作品や、ターゲットにもよるため、絶対に成果が出るとは言いにくい)、自分の作品で実際に運用してみ、どんな人から、どんな風にアクションがあるかを、体験してみてください。
それによって、自分の作品の良さや、思わぬ層からのアプローチにより、方向性が定まってくることの方が多いです。
まずは実行、実践してみて、数字を追いかけてみることをおすすめします。
(おすすめSNS)
・インスタグラム
・X
インスタグラムでは、リール動画を週に二、三回投稿すると、新規アカウントへリーチされやすいですよ。
そして忘れてはいけないのは、各アカウントとNFT販売しているサイトとの連携です。
SNSでは、NFTのコミュニティなどに入り、作品を多くの興味を持ってくれる人へ見てもらうことが一番早いでしょう。
NFTマーケットプレイスOpenSeaでも、SNSとの連携機能があるので、こちらはきっちりと連携し、SNSで宣伝をしていくと良いでしょう。
コンセプトを決めて、一貫性のある作品を投稿し続ける
作品を投稿する上で、もっとも大切なことはブランディングです。
ブランディングというと難しく感じてしまいますが、どんな雰囲気の作品を出品するか、どんなアーティストであるかが「わかる」ことが大切です。
これはテキストで説明して「わかる」ことも大事ですが、何よりアカウントのカバーやアイコン、作品の雰囲気が一致しており、投稿する作品の文章がマッチしていることが大切です。
このアカウントの作者は、こういう雰囲気の作品を出し続けるのかー、ということが、アカウントを見るだけでわかるかどうか。ということです。
たとえば、お店に入って、自分の好きそうなモノがたくさん置いてそうだと期待したものの、中に入ると全く違っていた!という経験は皆さんもあるかと思います。
それは、お店の外観やお客さんを呼ぶための看板・チラシなどが、中に置いている商品とマッチしていないときに起こりやすいです。
つまり、SNSも同じで、ある種の統一性がなければ、その雰囲気の作品を期待してフォローしたものの、次にまったく違う雰囲気の作品が投稿されることで、がっかりして離れていくということが起こってしまいます。
自分の作品は、どんな傾向があるかを知って、それを代表するアイコンやカバー写真を用意し、それに期待してフォローしてくれた人たちを満たすような投稿をし続けることがブランディングということになるので、一度自分をブランド化してみることをおすすめします。
まずはテスト的に、いろいろな打ち出し方をして、反応の良かったパターンを割り出し、そちらに合わせていくという形でも良いかも知れないですね。
もちろん理想は、自分の中で確実なブランドを持っていることですが、それを持っている人は、すでにアカウントや宣伝を実践している場合が多いような気もします・・・。
前にも記載したように、アート関連での、SNS運用や宣伝方法には成功パターンはありません。
なぜなら、成功パターンというのは、ある種すでにあるものの成功事例をもとにするからです。
でもアートなどの場合、自分の作品を気に入ってくれる人が、どんなタイプの人なのかを、初めからわかる人は少ないと思います。
なので、やらなければ!と気づいた時から、なるべく早く、テスト的にでもSNSなどで発信し、自分のブランディングはどうしていくかを検証するためにも、試行錯誤していくことをおすすめします。
NFTアートを展示するバーチャル展示室を利用する
今、NFTアートを展示販売しているマーケットがある場合、そのマーケットだけでは自分のアートを売ることが難しいでしょう。
なので、SNSでの投稿を含め、バーチャル空間内でも、いろいろな展示スペースで展示することをおすすめします。
もし、作品がデジタルアートではない場合、いろいろなエリアで個展出展などを行うことをイメージしてください。
多くの人の目にとまらなければ、作品はなかなか評価されません。
デジタルアートの場合は、SNSなどでも宣伝ができるのですが、実際にアートを飾っているイメージがつかめれば、非常に人の印象に残りやすいものです。
そのため、NFTのマーケットプレイスに出展するだけでなく、メターバス空間やバーチャル空間でも、展示することをおすすめします。
では、利用できるバーチャル展示スペースはどんなものがあるのでしょうか?
いくつかご紹介していきます。
(1)DOOR
もちろん、ドリームクロッシングでも無料スペースがありますので、気になる方はぜひお問い合わせくださいね!
まとめ
今回は、NFTアートを宣伝して買ってもらう方法についてお伝えしました。
日本での需要は少ないため、海外も視野に入れたマーケットプレイスで出品し、英語と日本語の両方を取り入れること、SNSとの連携をし、SNSで自身の作品を発信していくこと、バーチャル展示室を利用して、アートを実際に飾ってみること。
これらを実行しながら、どんな作品が好評なのかなど、傾向を掴んでいくことをおすすめします。
まだまだ、これからも話題が集まるNFTですが、購入者にもハードルが高いのは事実です。
これらを考えて、いろいろなメディアに露出し、購入したいと思ってくれる人に作品を知ってもらえるよう、試行錯誤していくと良いですね!
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