NFTをはじめてみたいけれど、AIでイラストを書いて売るなんてOKなの?
出品するには、どんな手順で、どれくらいお金がいるの?
NFTが売れれば、お小遣い稼ぎにもなるし、イラストもAIが書いてくれるなら、お手軽で時間もかからないので、魅力的すぎますよね。
ただ、難しいことといえば、NFTも、AIも、出品も、それぞれに新しい知識が必要ということです。
ところで、以前までは、NFTマーケットプレイスOpenSeaに、自分の作品を出品しようとすると、かなり高めのガス代(手数料のようなもの)が発生していました。
それが、今はなんと無料で出品できてしまうんです。
これはおおいにやる価値ありますよね。
今回は、NFT用にAIでイラストを書いて出品したい人にむけて、初心者でもわかりやすくご紹介していきたいと思います。
しかしなにぶん、さまざまな工程があるので、ひとつひとつにしっかり説明を入れると、膨大な量となってしまい、挫折してしまうかもしれません。
なのでこの記事では、ざっくり流れを知りたい方が、読みながら「こういうことをすれば良いんだな」が、感覚的にわかるように書いてみました。
そういう記事って、意外と少ないんですよね・・・とりあえず、何をするべきかを、ざっくり知るための記事・・・。
まずは流れをつかんで少しでも早く、ご自身の作品をアップして売れるかどうかを試していただきたいと思っています!
では早速いってみましょう!
NFT用にAIでイラストを書くサービスって何があるのか
もうご存知の方は、ここは読み飛ばしていただいて大丈夫かと思います。
NFT用にイラストを作りたいならば、おすすめはMidjourney(ミッドジャーニー)です。
クオリティも高く、多くの人が利用しているので安心です。
他にも、さまざまなサービスがありますので、どんなサービスを使いたいかは、自分の書きたいテイストによって選ぶのが良いかもしれません。
Midjourney(ミッドジャーニー)は、以前は無料で試せたのですが、現在は月額使用料が発生してしまいます。
費用をかけたくないという方は、安い、もしくは、無料のサービスに登録してみて、何作品か作成してみるのが良いですよ。
ちなみに、AIでイラストを書き続けるうちに感じるのですが、AIが書いたといっても、自分の好みに合う合わないは大きくあります。
また、ちょっとファンタジーテイストが苦手なAIや、クオリティがちょっと・・・というものもありますのでサービスを探す時は、自分と合う合わないをしっかり見極めた方が良いですよ。
NFTマーケットプレイスで、AIイラスト作品を出品する順序
次に、おさえておきたいのは、販売する場所には、どのような場所があるかについてですよね。
実は、AIで生成した作品の出品を許可していないサービスもあるので、出品する前にしっかりチェックしておくことが大切です。
ここでは、ニューヨークに拠点を置くNFTマーケットプレイスのOpenSeaで出品する方法についてご紹介していきます。
NFTを出品するには、次の順序が必要です。
STEP1. デジタルデータを用意する(AIにイラストを書いてもらう)
STEP2. 仮想通貨イーサリアム(ETH)を購入する
STEP3. デジタルウォレットのメタマスクに、ETHを送金する
STEP4. OpenSeaに登録する
STEP5. OpenSeaでデータをNFTにする
STEP6. OpenSeaで出品
今回は、STEP2の、イーサリアムの購入方法からご紹介していきましょう。
仮想通貨イーサリアム(ETH)を購入する
イーサリアムについて知る
イーサリアムは、とても有名な仮想通貨です。
大きな特徴は、ブロックチェーン上で動作するので、契約・取引などの条件を実行できます。
例えば、ブロックチェーンを活用したゲームで、アイテムを購入したいときに、イーサリアムを使用したりすることができます。
非常に、将来性のある使い方ができる仮想通貨です。
NFTの売買にもイーサリアムが使用されるため、NFTでイラストを売りたいと考えると、必ずイーサリアムのやり取りをすることが必要です。
OpenSeaでは、イーサリアムかポリゴン(MATIC)を利用することができます。
今回は、イーサリアムの購入方法をご紹介していきますね。
購入場所のCoincheck(コインチェック)に登録する
仮想通貨を購入できる場所はいくつかありますが、その中でもCoincheckをご紹介したいと思います。
ここで買うためには、3つのステップが必要です。
STEP1. 口座開設
STEP2. 入金する
STEP3. イーサリアムを購入
1. Coincheck(コインチェック)で口座開設
Coincheckの公式サイトから、アカウントを登録しましょう。
メールアドレス、パスワードを登録し、本人確認まですすみます。
本人確認はスマホからアップロード可能です。
(本人確認のための書類の種類)
・運転免許証/運転経歴証明書
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・パスポート
・在留カード/特別永住者証明書 (外国籍の方)
私はマイナンバーで行いましたが、両面提出する必要に少し抵抗感を感じました・・・
両面提出する必要があるのか?と問い合わせましたが、あるそうです・・・。
また、ナビにしたがっていくと、本人確認証と自分の顔写真を同時に写しアップロードする必要もあります。
これは、流れの中で一緒に撮影できるようになっているので、そのまま進めていくと問題なく完了できます。
その後審査がありますが、即日から数日して完了メールがきますので、すぐに次の作業にうつれます。
2段階認証も、忘れずに設定しておきましょう。
2. 入金する
審査が終わったら入金してみましょう。
入金方法は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金です。
入金してから、銀行振込みだと60分以内に反映されますので、うまくいけばそのまま次の作業に入れます。
3.イーサリアムを購入
そして、ようやくイーサリアムの購入です。
購入はいたって簡単です。
メニューの「販売所(購入)」で、イーサリアム(ETH)の数量を指定します。
そうすると、日本円が表示されるので、入金した金額以下の数字で購入しましょう。
純資産を見ると、イーサリアムのところに数字が表記されています。
これで、日本円がイーサリアムに変換されたのがわかります。
デジタルウォレットのメタマスクに、ETHを送金する
次に、購入したイーサリアムをOpenSeaで使うために、OpenSeaへイーサリアムを動かすためのサービスを利用する必要があります。
それが、デジタルウォレットです。
ウォレットとはWeb上のお財布です。
そのデジタルウォレットとして、メタマスク(MetaMask)をご紹介します。
メタマスクは、有名なウォレットです。
無料で利用ができる上に、さまざまな暗号資産やNFTのサービスで利用ができるので、メタマスクを登録して、送金できるようにしておきましょう。
簡単に3つのステップをご紹介します。
STEP1. ウォレットを作成する
STEP2. シードフレーズ(リカバリーフレーズ)を保管する
STEP3. メタマスクにイーサリアムを入金する
1.ウォレットを作成する
メタマスクは、アプリやパソコンからでも登録が可能です。
審査などもなく、比較的簡単にウォレットを作ることができます。
2.シードフレーズ(リカバリーフレーズ)を保管する
シードフレーズとは、登録の流れの中で表示される、ウォレットを復元できるとても重要なパスワードのようなものです。
例えば、スマホを紛失してもこれさえあれば復元することができ、そこに残った財産を守ることができます。
逆にいえば、これが流出すれば、悪用される可能性が高まりますので、厳重に保管しておくことが大切です。
3.メタマスクにイーサリアムを入金する
次に、メタマスクのウォレットにアクセスし、ネットワークがイーサリアムになっているかを確認しましょう。
そして、その場に表示されている、入金用アドレスをコピーしておきます。
次に、コインチェックの管理画面にうつります。
コインチェックで送金する通貨を「イーサリアム」にして、メタマスクを選び、宛先に先ほどメタマスクでコピーしたアドレスを貼り付けます。
これで、コインチェックのイーサリアムを、メタマスクへ移動させることができます。
Web上のお財布にイーサリアムが入った状態で、次はOpenSeaに進みましょう。
OpenSeaに登録する
OpenSeaのサイトからアカウントを作成します。
こちらも比較的簡単に登録することができます。
登録したら、先ほど作ったメタマスクとOpenSeaを接続します。
プロフィールを見ると、あなたの情報が登録できますので、プロフィール画像などを登録すると良いですね。
OpenSeaでデータをNFTにする
では、ここからいよいよAIイラストをNFTに変換する作業を行っていきましょう。
自分のプロフィールアイコンをクリックするとメニューがでますので、そこから「Studio」を選びます。
するとNFT作成ボタンが用意されています!(簡単ですね)
作成を押すと、2つの選択肢が出てきます。
「コレクションをドロップ」は、ルールを決めてNFTの販売を開始する場合に選びます。
「NFTをミント」は、いったんNFTを作成して、ウォレットに保管する場合に選びます。
まずは、コレクションを作成します。
これはNFT管理のためのフォルダを作るイメージです。
NFTに変換したいAIイラストデータを選択して、アイコンや名前をつけたら、イーサリアムを選択します。
すると、メタマスクが立ち上がり、ガス代の請求が表示されます。
ガス代は手数料のことで、日によって金額が変わるためチェックしておきましょう。
2024年5月では400円くらいでした。以前より値上がりしていますね。
コレクションが作成されたので、次はAIイラストデータをNFTにしましょう。
必要項目に入力し、「NFT作成」を押すと、またメタマスクが立ち上がり、手数料の支払いが表示されます。
そしてガス代を払えば、NFTが作成されました。
あとは出品するだけです。
そのまま、出品作業を行うと、メタマスクが立ち上がり承認ボタンが表示されます。
ボタンを押せば出品完了です。
そう!今までは、この出品に8,000円ほどのガス代が必要だったのですが、なんと今回は無料で行うことができました!
感激です。
コレクション作成と、NFT作成にガス代はかかってしまいましたが、数百円ですみましたので、試してみる価値ありですね。
しかし、イーサリアムの数字がわかりにくいので・・・実際、いくら払っているのかピンとこないのが怖いですね・・・。
OpenSeaで出品
作品をNFTに変換できたら、あとは必要項目を入力して出品するだけです。
出品する際に、どのような内容を入れると良いのかは、他の出品者の作品を見ていくと参考になりますよ。
また、値段のつけ方も、オークション形式や販売価格をそのまま入れるなど選べますので、いくらで売りたいかによって金額をつけると良いですね。
出品しただけでは、いろいろな人に作品を見てもらうことはできません・・・
なので、SNSなどを利用して作品を多くの人に見てもらう機会を増やすことが大切です。
こういったところは、Webマーケティングにも近いところがあるので、成功方法をいろいろ試してみるのが良いですね。
まとめ
今回は、NFT用にAIイラストを書いて、OpenSeaでNFT変換し、出品するところまでを、ざっくりした流れでご説明いたしました。
AIイラストを書くサービスを探し、イーサリアムを購入し、それをデジタルウォレットに入れて、そこからOpenSeaへ送金する。
OpenSeaでAIイラストをNFTに変換し、変換手数料などをデジタルウォレットからイーサリアムで支払い、変換が完了したら出品する。
このような流れです。(非常にさまざまな作業工程がありますね・・・)
この流れを把握して、少しづつでも出品に向けて準備されることをお勧めします。
一度登録してしまえば、あとは楽なので、大変なのは最初のうちだけなので、ぜひNFTを試してみてくださいね!
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