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VRアートをNFTとして売ることができるのか

執筆者の写真: yuyukoyuyuko

VRアートを販売している人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。


筆者は、VRアートを作成し、NFTとして販売したいと考えています。


しかし、実にさまざまなハードルがあり、知識・技術の面でも苦戦したおしております。


みなさんも、きっとそうなのではないでしょうか??


NFTやバーチャルとなると、ちょっとアート的な知識だけではなく、プログラム的な要素も必要なこともありますよね・・・。



きっと多くの人がVRアートをNFTとしてマーケットプレイスに販売する際に、さまざまな課題にぶつかっている(だろう)と思います。


この記事では、起こりそうな課題と解決策をご紹介し、とりあえずどんな流れで、どんなアプリが必要なのかを把握したい人に向けて書いてみました。


ぜひ、最後までご覧いただき、一緒にVRアートの世界に飛び込んでいきましょう!


利用環境によって、多少設定内容が違いますので、筆者の利用環境をご紹介しておきます。


(利用環境)

デバイス:Quest 2

アプリ:Tilt Brush



(こちらの過去記事も参考にしてくださいね)



(目次)



まずは、VRアートを作成してみるところから始めましょう。

VRアートの作成方法で最も簡単なのは、「Tilt Brush」ではないでしょうか。


「Tilt Brush」は、Googleが開発した初心者でも直感的に作成できるアプリです。

利用デバイスは、Quest」と「HTC VIVE」「Rift」とありますが、私はQuest 2で作業を行っています。


ちなみに、Quest 3も非常に気になっていたのですが、VRアートであればQuest 2でも十分と聞き、Quest 3は手を出していません(高すぎるという理由から・・・)


なので、Quest 2から「Tilt Brush」に接続する方法をお伝えしていきましょう。




Tilt BrushをQuest 2に落として、VRアートを始める


まずはMeta Questストアにアクセスして、「Tilt Brush」を探しましょう。


該当のアプリが表示されたら、そのままQuest 2でも購入することができます。

費用は、2024年5月時点で2,189円(税込)です。



Tilt Brush


Tilt Brushの基本操作


まずは、左側の「New Sketch」を選び(トリガーを引く)ます。

左手がパレットで、右側が筆になります。


(ペンパレット)

全部で48種類あります。

パレットは4面あるので、それぞれの面の筆を実際に使ってみて、どんなものかを確認することをおすすめします。


(ペンの太さ)

筆用のコントローラーを倒して描いてみてください。

筆のように、太さを自由に変えられます。


(色)

パレットで色を変更できます。

パレット用コントローラをスティックで切り替えられます。

左下の「+」マークで、7色までなら色を置いておけますので、毎回色を指定しなくて大丈夫です。

※色は毎回リセットされます・・・


(消しゴム)

消しゴムマークを選ぶと、赤いマークがあらわれるので、消したいものに近づけてください。


このように、絵を描くためのツールはしっかり揃っています。



(保存)

左手のTilt Brushのロゴをさわると、アイコンが出てきます。

その中の「フロッピー」を選びましょう。

キャプチャを取る作業がでますが、それは保存するアイコンのためのキャプチャなので、どこかわかりやすい作品をとっておきましょう。



Tilt Brushで書いた作品をエクスポートする


Tilt Brushで保存する際に、保存形式について、一部よく使われるものをご紹介しますね。



(保存形式)


・FBX(.fbx)ファイル形式

3Dオブジェクトデータとアニメーションのデータを含むことができます。


・glb形式 GLB(glTF Binary Format)

Webブラウザ上で3Dモデルを扱う際に使用されます。


・PNG(.png)ファイル形式

静止画の画像データです。キャプチャなどの際、この保存形式です。


・.jsonファイル形式

描画内容や設定が保存されます。保存した際に、このファイルも同時に吐き出されます。

これにはブラシストロークの情報やその他のメタデータが含まれます。


データをどんなサービスで使いたいかによって保存形式を選ぶと良いでしょう。



(保存する方法)


(1)左手から「Advanced Mode」を選択します。

(2)「More Options」を選択します。

(3)「Labs」アイコンを選びます。


ここで、「Export」を選択しいます。

これで、ヘッドセットのストレージにデータが保存されました。



Tilt Brushでエクスポートしたデータをパソコンに送る


続いては、ヘッドセットに保存されたデータをパソコンなどに送る場合についてご紹介していきます。


パソコンにさえ、送ることができたらあとは使いやすいですよね。


Oculus Quest 2をMacに接続する方法


(1)Android File Transferをインストールします。


(2)スマートフォンのOculusアプリで、Questのデベロッパーモードを有効にします。


(3)USBケーブルで、Macとヘッドセットを接続します。


(4)ヘッドセットの電源を入れます


(5)「データへのアクセスを許可」が表示されるので許可します。


(6)Oculusフォルダから内部のデータにアクセスできるようになります。



Oculus Quest 2をWindowsに接続する方法


(1)Questのアプリをインストールします。


(2)Oculusアプリで「デバイス」から「ヘッドセットを追加」をして、「Quest 2」を選びます。



(3)接続方法をケーブルにして、QuestとPCをケーブルで繋げます。






VRアートをNFTとしてOpen Seaで販売してみる


Open Seaでアカウントを作成する方法は下記に記載しています。



出力したアートをOpen SeaでVRアートとして販売する場合、Open Seaではgltfとglbの拡張子に対応しています。


3Dデータとして出してみると良いでしょう。




まとめ


今回は、Tilt Brushで書いたVRアートを、エクスポートして、パソコンに取り込み、Open Seaで販売する方法について記載しました。


それぞれの項目単位で難しい面はあると思いますが、だいたいの流れがわかれば、なんとなく手をつけやすいですよね。


まずは実践してみて、うまくいかない点は調べていくのが一番近道になりますので(デバイスや環境にもよるので、悩みはそれぞれだと思います)

一度、チャレンジしてみてくださいね。







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